top of page

語り

  • 執筆者の写真: sp849px9
    sp849px9
  • 2020年12月8日
  • 読了時間: 1分

ドラマリーディングの語りはとても難しい。落ち着いて状況を説明したり、役者の心情を思い入れて語ったり、場面の緊迫感を盛り上げたり。しかし、語り者自身の思いや感情を言葉に込めることはない。

一番難しいのは場面の緊迫感を語ることだろう。台詞、語り、台詞、語りと交互に現れる時、台詞には登場人物の感情が込められている、でも語り手が同じように感情を語りに込めることはない。その代わり、間合いやリズム、声の音程や強弱で緊迫感を表現する。

現在の稽古はその難しいところを確認をしながら続けている。

ほんのちょっとした音程の変化、リズムのあるなし、それがドラマリーディングの成功につながる。みんな、頑張っています。

最新記事

すべて表示
「女殺油地獄」始動

いよいよ公演に向けての活動が始まった。 近松門左衛門の作品を潤色するのはこれで7回目になる。 前の6回は山口県長門市の新しい劇場で公演した。この劇場は歌舞伎仕様だ。 廻り舞台やすっぽんと呼ばれるセリがある。 多作の近松作品の中には、初演だけでお蔵入りになった作品が多くある。...

 
 
 

Comments


  • ブラックFacebookのアイコン
  • ブラックTwitterのアイコン
bottom of page