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「女殺油地獄」始動

いよいよ公演に向けての活動が始まった。

近松門左衛門の作品を潤色するのはこれで7回目になる。

前の6回は山口県長門市の新しい劇場で公演した。この劇場は歌舞伎仕様だ。

廻り舞台やすっぽんと呼ばれるセリがある。

多作の近松作品の中には、初演だけでお蔵入りになった作品が多くある。

もちろん、そんな作品は現代には伝わっていない。

それを掘り起こして上演しようというのだ。

監修は近松研究の第一人者・鳥越文蔵先生。

現代語に直して、それを上演する試みは楽しかった。

だが、これじゃあ再演は無理だな、と思う駄作もあった。

この作品も初演こそ打ち切りになったが、明治になって絶賛され、何度も映像になった。

今回は群読だが、どんな舞台になるか楽しみだ。

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١٨ نوفمبر ٢٠٢٠

音楽

稽古を始めると、自然に音楽をつけたくなる。ルネッサ長門で近松作品を演出していた時は、ドイツのグループ、スウィートボックスの曲を結構使った。ディープでドライな曲が近松にはよく似合った。

さて、今度はどんな曲がいいか・・・と考えるのが楽しい。そうこうしていると、四十数年前に聞いた曲が浮かんだ。ピンクフロイドの曲だが、どうしても曲名が思い出せない。

最近ではそれを探す毎日だ。

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